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ぽわ*わ
TOV非公式二次創作ブログサイト。ジュディスとユーリばっかり。
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2024/05/03 (Fri) 19:29
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2009/12/28 (Mon) 23:13

今日は忘年会でしたー。
もうね、酒は飲んでも飲まれるな。本気で。
お酒は楽しく飲みたいですねー。

明日実家に帰ります。
まだ荷造りしてないよーやばい!

そういえば明日は冬コミ。。
いいなぁいきたいなぁ。ユリジュディ本ほしい、切実に!
インテも行けないし……なんでよりによって今年なんだ!
みなさん通販期待してますよー、とこんなところで叫んでみる。。

明日帰るということはここの更新も今日が最後ですね。
あっという間の一年でした。
ユリジュディにはまれて楽しかったー。
こんなにカプを好きになれたのは久々なので幸せでした。
もっともっと愛してやるよ、
ではまた来年お会いしましょう。
来年はユリジュディいっぱい書けますよーに!

ではでわ、おやすみなさーい。



あなたであればそれでよかった


目が覚めると彼女の腕の中にいた。
彼女は彼の髪をやさしくなでる。ゆっくり、ゆっくり、彼女が髪をなでるたびにすとん、とん、と心が静まって行くのを感じる。自然とふっと息が漏れる。
「あら、起きた?」
彼女が気付いて止まった手がとても名残惜しかった。返事をするかわりに少し身じろぎすると彼女がふわりと微笑んだのがわかった。そしてまたゆっくりと彼の髪をなではじめる。彼女の細く綺麗な指が心地いい。時折くるんと髪をすくっては一房ふた房、はらりはらりとシーツに落ちる。
「もう、落ち着いた?」
静かに彼女の声が落ちてくる。それに返すことばは出てこない。
「わるかった」
代わりに出てきたのは謝罪のことば。
「…………」
彼女は何も言わずに髪をなで続けた。
幸か不幸か、おぼろげではあるけれど、それでも自分が何をしたのかを覚えていないわけではなかった。激しい後悔が津波のように押し寄せる。
なぜ、といわれても出てくることばは言い訳しかない。決して酒にのまれたわけではない。あれはただ彼が感情にまかせ、欲望を満たそうとした、ただそれだけ。怒り、不満、苛立ち、妬み、いろんな負の感情があふれて来てどうしようもなかった。……いや、抑えようとすればできたのかもしれない。それはいつも彼がしてきたことなのだから。しかし、あのときの彼はそれを放棄した。どうにでもなれと思った。あるいは彼女なら受け入れてくれるという甘えがあったのかもしれない。なんにしろ、それはしてはいけない選択だった。それなのに、彼女はそれを受け入れた。
「なんで、拒まなかった」
ぴくりと彼女の手が一瞬止まる。
「私は拒んでないとは思っていないけれど?」
確かに、全く拒否されなかったと言われれば嘘である。しかしそれでも彼女は本気で拒んではいなかった。もし本気で嫌がれば彼の手から逃げることも彼女ならば不可能ではない。
「…………」
そうだろうと無言で訴えるとあきらめたように彼女は息を吐いた。
「私あなたのこと嫌いじゃないの。どんなあなたでもあなたでさえあればいいと思った。そういうことよ」
ああやはり、と罪悪感だけが膨らんでいく。それならばよけいに昨日の行為は彼女への侮辱となる。
「ごめん」
彼には謝ることしかできない。
「謝らないで。私はそれでもよかったのよ」
ね、と彼女は身体を曲げて彼の額に口付けた。
「次はやさしくして、ね」
彼女の胸の中、彼はコクリとひとつ頷いた。
妖艶にほほえんでいるだろう彼女の顔はまだ見られない。



お題提供:7-1

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